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技術力(Z)について

技術力(Z)は、資格保有者などの技術職員がどれだけいるか、元請としてどれだけ工事を請負っているか、といったことを評価する審査項目です。
審査項目名は「工事種類別技術職員数」と「工事種類別元請完成工事高」です。
こちらのページでは、各審査項目の算出方法や留意点を説明しています。

目次

  1. 総合評定値(P)に占める割合
  2. 工事種類別技術職員数について
  3. 工事種類別元請完成工事高について
  4. Z評点の算出方法
  5. まとめ
  1. 総合評定値(P)に占める割合

    最終的な評点である総合評定値(P)に占める割合は25%となります。

    gijyuturyoku_1P=0.25X1+0.15X2+0.20Y+0.25Z+0.15W

  2. 工事種類別技術職員数について

    【技術職員数値(Z1)】
    技術職員数値は資格保有者などの技術職員が評価される項目で、技術職員数が多かったり1級資格保有者ほど高評価となります。
    業種ごとに評価される資格等は決められています。

    【1人につき2業種】
    1人の技術職員が加点されるのは2業種までなので、複数の資格を保持している技術職員がいる場合、どの業種にて申請するかを決める必要があります。

    【技術職員は常勤であること】
    技術職員は常勤でなければ評価対象となりません。
    また、審査基準日以前に6ヶ月を超える恒常的雇用があり、雇用期間が限定されていないことが必要です。

    gijyuturyoku_2

    【技術者点数】

    • 1級資格者で監理技術者講習を受講したものは6点
    • 1級資格者は5点
    • 1級資格者以外で登録基幹技能者講習を受講したものは3点
    • 2級資格者は2点
    • 10年以上の実務経験者等は1点

     

  3. 工事種類別元請完成工事高について

    【年間平均元請完成工事高(Z22)】
    年間平均元請完成工事高は、元請として請け負った工事が評価対象となります。
    経営規模(X1)と同じく、業種別の点数を算出します。

    【算出期間について】
    経営規模(X1)の工事種類別年間平均完成工事高で用いた算出期間を用います。
    完成工事高は2年平均、元請完成工事高は3年平均、といった選択はできません。

    gijyuturyoku_3

  4. Z評点の算出方法

    Z評点の算出方法は、工事種類別技術職員数と工事種類別元請完成工事高を、それぞれの評点テーブルに当てはめて算出した数値に下記の計算式を用います。

    Z=0.8Z1+0.2Z2

    gijyuturyoku_4

    gijyuturyoku_5

  5. まとめ

    • 技術職員として評価対象となるのは、常勤+審査基準日より6ヶ月を超えて雇用されている+雇用期間が限定されていないことが必要。
    • 1人の技術職員が複数の資格を持っていたとしても評価対象となるのは2業種のみ。
    • 工事種類別元請完成工事高は、経営規模(X1)と同様に建設業許可のある業種別に算出する。
    • 工事種類別元請完成工事高は、経営規模(X1)を算出するために選択した対象期間(2年平均もしくは3年平均)を用いる。

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